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12月25日-05号

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  1. 舞鶴市議会 1998-12-25
    12月25日-05号


    取得元: 舞鶴市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-25
    平成10年 12月 定例会---------------------------------------         平成10年舞鶴市議会12月定例会会議録(5)            平成10年12月25日(金曜日)---------------------------------------◯出席議員(32人)     浅野良一君    飯田史朗君    池田正義君     上羽和幸君    梅原正昭君    奥田保弘君     尾崎裕史君    岸田 裕君    久下 修君     近藤一真君    桜井 裕君    佐藤紀夫君     志賀道郎君    高田堅一君    高田良昭君     高橋秀策君    竹原 健君    田中輝昭君     鳥居文子君    内藤喜兵衛君   中島則明君     林 三弘君    布川京なみ君   藤井 満君     藤田正一君    松尾二三雄君   水嶋 昇君     森田範男君    森本良一君    山本公彦君     米田利平君    和佐谷 寛君◯欠席議員(なし)◯説明のため出席した者の職氏名     市長       江守光起   助役       瀬野義信     助役       高野繁一   収入役      室 一雄     企画管理部長   馬場俊一   総務部長     本田安志     民生部長     藤井好雄   保健福祉部長   岡本成一     経済部長     迫田安彦   土木建築部長   越後卓省     都市建設部次長  一瀬泰男   下水道部長    坂本紀生     水道部長     尾崎 寀   市民病院事務局長 牧野博行     消防長      川島進一   教育委員会委員長 齋藤 忠     教育長      小林舜治   教育総務部長   南部照一     社会教育部長   大島冨二男  選挙管理委員会                     委員長      田中道和     公平委員会委員長 片又良二   監査委員     桜井義昭◯事務局職員出席者     事務局長     小森義弘   総務課長     長岡照夫     庶務係長     笹原英昭   議事係長     山本和人     調査係長     近藤勝義   主査       西村 卓       ------------------------------         議事日程(第5号)                            平成10年12月25日(金)                            午前10時30分開議第1 諸報告第2 第87号議案から第101号議案及び第103号議案第3 閉会中継続審査の件       ------------------------------     午前11時33分 開議 ○議長(森田範男君) ただいまから、平成10年舞鶴市議会12月定例会を再開し、直ちに本日の会議を開きます。 本日の会議時間は、議事の都合により、あらかじめこれを延長いたします。 この際、議事の都合により、暫時休憩いたします。     午前11時34分 休憩       ------------------------------     午後4時02分 再開 ○議長(森田範男君) 休憩前に引き続き、会議を行います。       ------------------------------ △日程第1 諸報告 ○議長(森田範男君) 日程第1、諸報告。市長から議会の委任による専決処分について報告があり、その写しをお手元に配付いたしておりますので御覧おき願います。       ------------------------------ △日程第2 第87号議案から第101号議案及び第103号議案 ○議長(森田範男君) 次に、日程第2、第87号議案から第101号議案及び第103号議案の16件を一括議題といたします。 本16件につきましては、去る12月17日の本会議において、それぞれそ所管の常任委員会に付託し、審査願っておりますので、これより、その審査の経過及び結果について、報告を求めます。 まず、経済消防委員長の報告を求めます。竹原経済消防委員長。     〔経済消防委員会委員長 竹原 健君登壇〕 ◆経済消防委員会委員長(竹原健君) 経済消防委員会の報告を申し上げます。 本委員会は、去る12月18日に委員会を開催し、付託されておりました議案3件の審査を終了いたしましたので、審査の結果と経過の概要につきまして、御報告申し上げます。 審査の結果につきましては、第87号議案の所管事項、第92号議案及び第99号議案、いずれも全員異議なく、原案のとおり可決すべきものと決した次第であります。 以下、審査の順に、経過の概要を御報告申し上げます。 まず、第92号議案、舞鶴市火災予防条例の一部を改正する条例制定については、計量法等関係法令の改正により、国の示す火災予防条例準則が改正されたことに伴い、本市の条例の一部を改正する条例を制定しようとするものでありますが、特に報告すべき質疑、討論はありません。 次に、第87号議案、平成10年度舞鶴市一般会計補正予算(第4号)の所管事項につきましては、質疑を通じて「きらめく農村女性活動推進事業補助費」は、本年8月、万願寺甘とうを食材とした食品加工等を行うために結成された「舞鶴農林漁業加工委員会」の加工施設の整備に対して補助を行うものであり、当加工委員会は、生活改善グループ農協婦人部など33名で組織されており、来春には製造・販売などの事業を開始予定であること。 瀬崎の離岸堤整備費は、国の総合経済対策の追加措置として、3,000万円を計上するもので、現在、200mのうち74mが完成、平成14年度には、全工事完成予定であることなどが明らかとなりました。 最後に、第99号議案、土地改良事業の施行については、去る9月22日の台風7号により被災した農地、農業用施設災害復旧事業施行の許可申請のため、所定の手続きを経ようとするものですが、討論において、賛成の立場から、いろいろ事情があるとは思うが、できるだけ早く着工していただきたいとの要望がありました。 以上で、経済消防委員会の報告を終わります。 ○議長(森田範男君) 次に、民生労働委員長の報告を求めます。浅野民生労働委員長。     〔民生労働委員会委員長 浅野良一君登壇〕 ◆民生労働委員会委員長浅野良一君) 民生労働委員会の報告をいたします。 当委員会は、去る12月18日に委員会を開催し、付託されておりました議案3件の審査を終了いたしましたので、審査の結果と経過の概要につきまして、報告をいたします。 審査の結果につきましては、第87号議案の所管事項及び第93号議案については全員異議なく、また、第88号議案については、賛成多数でいずれも原案のとおり可決すべきものと決した次第であります。 以下、審査の順に経過の概要を報告いたします。 まず、第93号議案「舞鶴市が設置する一般廃棄物処理施設に係る生活環境影響調査結果の縦覧等の手続きに関する条例制定について」でありますが、これは、市が一般廃棄物処理施設の設置や変更の届け出を行う際に、周辺地域の大気、水質、騒音などの生活環境調査結果を縦覧し、利害関係者が意見を提出する機会を与えることを義務付ける「廃棄物の処理及び清掃に関する法律」等の改正に伴い、その縦覧や意見書提出の手続きを定めるものであります。 討論の中で「市民の感情的なものも含めた疑問に答える場を設置すべきだと考える。また、既存の施設の環境調査をも実施すべきである。」との意見や「これにより十分市民の意見を反映されるものと思われる。」との賛成意見がありました。 次に、第87号議案「平成10年度舞鶴市一般会計補正予算(第4号)」のうち、当委員会所管の第1条、歳出3款及び4款でありますが、給与改定に伴う人件費の補正のほか、高齢者や障害者に対する各種給付などの件数増加に伴う増額補正や、台風7号の災害に対する対策費などの補正でありますが、質疑の中で、台風7号の災害による床上浸水に係る見舞金総額は924万円であり、予備費を充当したことが説明されました。 討論では、生活保護の扶助費が増加しているが、さらに増額する必要があるとの意見がありました。 最後に、第88号議案「平成10年度舞鶴市国民健康保険事業会計補正予算(第2号)」につきましては、給与改定に伴う人件費の補正であり、一般会計からの繰入金により措置するものですが、討論で、長引く不況の中で、国保料の負担は大きなものとなっている。不況対策、景気対策の意味からも、保険料引き下げのために一般会計からさらに繰り入れを行い、国庫補助の増額を要望すべきであるとの反対意見がありました。 以上が、議案の審査についての報告でありますが、議案審査終了後、その他の項で理事者より「社会福祉法人博愛福祉会」の設立及びその事業内容について報告を受けましたので、議案外事項ではありますが、若干、報告をさせていただきます。 本件につきましては、去る9月定例会において、設立予定の社会福祉法人に対して、高齢者福祉施設建設費用の補助金を交付する補正予算4億円が計上されたときに論議し、不確定要素の多い事項の提案について数々の要望、意見が出たものでありますが、今回、12月8日に「社会福祉法人博愛福祉会」の設立が認可され、市内の字市場の運動公園の一角に定員50人の特別養護老人ホームのほか、ショートステイ、デイサービスセンター在宅介護支援センターケアハウスを併設する延べ5,918平方メートルの建物を建設し、平成12年4月のスタートを目指す。建設工事については、京都府の指導を受け、法人が大手10社の指名競争入札を実施するというものでありました。 この報告に対して、本委員会では種々論議し、共同企業体方式を採用して、地元業者も入札に参加できるようにすべきである。市内経済活性化のため、労務、資材などは市内調達すべきであるなどの意見がありました。 その後、委員会として調査の結果、介護保険のスタートに間に合わせるためには、機材搬入、人材教育等が必要であるので、施設は平成12年1月中には完成している必要があること。施設設置については、市は共同企業体方式を行うよう指導したが、法人は工期が限られていることなどを理由に、京都府の基準による指名競争入札としたこと。建築資材や労務は、市内で調達することを契約書に明記するほか、できるだけ市内企業を活用することを条件としていることなどが明らかになりました。 委員からは、これら調査の結果を生かすべきであるとの意見がありましたので、全員異議なく、本委員会として特養施設建設に係る要望決議案を提出することに決した次第であります。 以上で、民生労働委員会の報告を終わります。 ○議長(森田範男君) 次に、建設委員長の報告を求めます。桜井建設委員長。     〔建設委員会委員長 桜井 裕君登壇〕 ◆建設委員会委員長(桜井裕君) 建設委員会の報告をいたします。 本委員会に付託されました議案10件につきまして、去る12月21日に委員会を開催し、審査を終了いたしましたので、その結果と経過の概要について報告いたします。 まず、審査の結果につきましては、付託議案10件、全議案について、全員異議なく、原案のとおり可決すべきものと決した次第であります。 以下、審査の順に経過の概要を申し上げます。 初めに、第94号議案、舞鶴市水道事業の設置等に関する条例等の一部を改正する条例制定についてでありますが、今回の改正は、水道の未普及地を解消するため、水道事業計画の見直しを行うもので、国の認可事項である給水人口と給水区域について変更を行うものであります。 質疑において、上水道で整備する区域での、現時点における水道普及率は98.1%、未給水人口は約1,300人であること。今回、給水区域に編入しようとする未普及地域は、上水道として整備を行い、これに伴う負担金は、負担軽減策によりその上限の100万円となる予定であること。この計画について、地元との協議は終わっていることが明らかとなりました。 討論において、早く普及率100%を達成するためにも、貸付制度を設けられたい。石綿管の布設替えをさらに進められたいとの意見がありました。 次に、第87号議案、平成10年度舞鶴市一般会計補正予算(第4号)のうち、本委員会所管の第1条、歳出8款・土木費、13款、2項、3項・災害復旧費でありますが、質疑において高砂橋の改修は、約70%の進捗状況で、来年秋の完成を予定し、大和橋についても早期に計画が発表されるよう、京都府に要望していくこと。 市道平瀬崎線地盤改良や下佐波賀トンネル建設の工事には、海中での作業や特殊な機械、ボーリングマシン等を使った難度の高い工程があり、地元業者では能力的に無理であると考えていること。発注においては、指名検討委員会で十分検討を行う予定であり、この事業費4億5,000万円は関西電力の負担金であること。 災害復旧では、市において復旧を行う道路・河川等の被害が約300カ所あり、金額的には概算で総額4億9,000万円程度と見込んでいること。残りの箇所についても平成11年度中の復旧を目指していること。復旧工事には地元業者を使う考えであることが明らかとなりました。 討論において、道路新設改良費事業発注には、たとえJVを組むとしても地元業者を数社入れ、できる限り多くの仕事が当たるよう事業を進められたい。 災害復旧に当たっては、他の事業へ影響が出ることなく、早期の復旧に努められたいとの意見がありました。 次に、第89号議案、平成10年度舞鶴市簡易水道事業会計補正予算(第1号)でありますが、千歳地区漁業集落排水事業の整備に伴い、水道管の移設を行うもので、特に報告することはありません。 次に、第90号議案、平成10年度舞鶴市下水道事業会計補正予算(第3号)は、千歳地区漁業集落排水事業についての補正で、質疑において、借り入れる市債は利率が1.3%程度の政府資金であることが明らかとなりました。 次に、第95号議案、都市公園を設置すべき区域の決定についてでありますが、火電振興策の一環として、千歳地区の埋立て地に整備される公園施設の許認可事務を円滑に進めるため、都市公園を設置すべき区域として決定を行うものであります。 質疑において、この区域は、遊具を設置する「ふれあい広場」、テニスコートゲートボール場の「運動広場」、海釣り公園やPR館を設置する「親海公園」の3カ所で、陸地部分の合計面積は約1万5,500平方メートルとなることが明らかとなりました。 次に、第96号議案、公有水面埋立てに関する意見については、吉田地区において京都府が船揚げ場の整備を行うもので、質疑、討論もなく報告することはありません。 次に、第97号議案、字の区域の設定について、第98号議案、字の区域及び名称の変更についての2議案は、土地改良事業に伴い、大字・小字名の整理を行うもので特に報告することはありません。 次に、第100号議案、市道路線の認定については、吉野ほか4地区において民間開発等により、市道路線の認定を行うもので、報告することはありません。 最後に、第101号議案、委託契約変更について「市道築地村内線高砂橋改良工事」でありますが、高砂橋改良工事において、国の予算の追加が認められたため、京都府との委託契約金額の増額を行うものであります。 質疑において、今回の補正で橋の本体工事は完了することが明らかとなったほか、特に報告することはありません。 以上で、建設委員会の報告を終わります。 ○議長(森田範男君) 最後に、総務文教委員長の報告を求めます。飯田総務文教委員長。     〔総務文教委員会委員長 飯田史朗君登壇〕 ◆総務文教委員会委員長飯田史朗君) 総務文教委員会の報告を申し上げます。 本委員会、去る12月21日委員会を開催し、付託されておりました議案3件の審査を終了いたしましたので、審査の結果と経過の概要につきまして報告を申し上げます。 審査の結果につきましては、第87号、第91号及び第103号議案いずれも全員異議なく、原案のとおり可決すべきものと決した次第であります。 以下、審査の順に、経過の概要を報告申し上げます。 まず、第91号議案につきましては、平成11年度における用途変更宅地等に係る固定資産税課税標準額査定方法を現行どおり行おうとするものでありますが、質疑において、用途変更宅地は年間800~1,000件程度あり、課税標準額現行どおり査定することにより、そのうちの約80%の固定資産税が新法で査定するより低くなると予想していること、今回の条例改正により他の固定資産税の積算と不均衡を生じるものでないことなどが明らかになりました。 討論において、今回の措置は年間1,000件近い用途宅地変更に係る課税計算を現行どおり実施することにより、近隣との固定資産税の格差を生じないようにしようとするもので、しかも80%近くが安くなるとの見通しが示され賛成であるが、深刻な不況の中であるので、固定資産税負担調整率を市独自で引き下げるなど、市民生活に寄与し、個人消費が伸びるような不況克服の努力を願いたいとの意見がありました。 次に、第103号議案につきましては、国家公務員等給与改定に準じ、職員の給与改定を行おうとするものでありますが、質疑において職員の昇給停止に関しては、市職員組合とも調整中であることなどが明らかになったほか、討論もなく別段申し上げることはありません。 最後に、第87号議案につきましては、今回の補正で14億6,506万円の追加を行い、予算総額を409億6,051万円とするものでありますが、質疑において、本年度留保財源としておおむね2億円弱を見込めること。商工観光センター建設事業費負担金として商工会議所から支払われる額を坪単価に換算すると133万円で、用地費を除き本体工事費並びに周辺設備工事費容積按分比率で算出したこと。固定資産税の1億2,000万円の補正は企業において大規模な設備投資があり、償却資産が伸びたことなどによること。 市税等の収納率アップのために12月7日から16日までの取り組みを行い、現年度分は1,966万円、滞納分で465万円を収納したこと。12月10日現在の10年度分滞納繰越分調定額は4億7,610万3,893円で、そのうち収入額は6,223万6,172円で、収納率は13.1%であること。今後も収納率アップの取り組みをタイムリーに行っていくこと。 私立幼稚園就園奨励費補助金補正計上は、所得割区分の変更に伴い、対象者が50人増加したことによること。教材教具費補正計上は、基準額が確定したことによること。職員室等の冷暖房設置については、今回の補正で小・中学校合わせて27校が完了することなどが明らかになりました。 討論では、いずれも賛成の立場から、2億円の留保財源を生かし、子どもの医療費の無料化など福祉・教育施策への活用を願いたい。不況下であるので、生活困窮の滞納者への一定の配慮をお願いしたい。災害復旧については、早急な対応と地元負担の軽減に努力願いたい。大型プロジェクトの実施については、地元発注に努め、税金が市民に還元されるよう最大限の努力を願いたい。 来年度予算編成については、住民福祉の一層の充実、事業の優先順位の明確化、徹底したスクラップアンドビルドの実施、予算の使い切り主義の廃止など、めり張りのきいた予算編成を願いたい。 行政の最大目的である市民サービスの徹底を願いたいなどの要望、意見がありました。 以上で、総務文教委員会の報告を終わります。 ○議長(森田範男君) 以上で、委員長の報告は終わりました。 これより、ただいまの委員長報告に対する質疑に入ります。 質疑はありませんか。     (「なし」と言う者あり) ○議長(森田範男君) 質疑なしと認めます。 これをもって、質疑を終結いたします。 これより、討論に入ります。 討論の通告がありますので、順次、発言を許します。 まず、近藤一真君に発言を許します。近藤一真君。     〔近藤一真君登壇〕(拍手) ◆(近藤一真君) 私は、日本共産党議員団を代表し、12月定例会に提案されました議案87号から101号及び103号の16件につきまして、88号を除いて賛成の立場から討論を行います。 第88号は、高い保険料は、当初予算から反対していたものであり、不況の中、委員会審議を通じ国保料の引き下げどころか値上げもあり得るとの方向が示され、容認できません。 第87号議案「平成10年度一般会計補正予算(第4号)」につきましては、約2億円の留保財源不況対策国保料引き下げ入院給食費公費助成学校給食代のガス代・食器代を市負担とするなどに活用すべきであります。 歳入にかかわって、公債費の高利なものの繰り上げ償還や、また、低利への借り換えについては、政令指定都市からも低利への借り換えを認めてほしいという要望が初めて出されています。金利の高い公債費が、地方自治体の財政を圧迫しています。低利への借り換えを国に強く要望し、また、市独自に繰上償還や借り換えを進めるよう、強く申し上げておきます。 歳出の民生費で、生活扶助費の1,600万円の補正は、長引く不況が市民の暮らしに深刻な打撃をもたらしていること。また、中でも医療扶助費の1億4,500万円は、医療費値上げの影響を示しているものであり、医療費は値上げ前に戻せと、国に強く迫ることが必要であります。 さらに、「すこやか住まい改修助成」、身体障害者更生医療給付や、日常生活用具給付費については、今後も、対象人数の増加が予想されます。要望にこたえて対応されるよう申し上げておきます。 介護保険制度に当たり、「保険あって介護なし」とならないよう、基盤整備に当たっては「老人福祉計画」の見直しと、保険料・利用料の減免制度の整備など、政府へ財源措置を強く要求し、市の体制を確立することが求められます。 なお、福祉電話は、利用しやすい制度とすることが必要であります。 台風7号災害の救済などは、今からでも被災者の方々から生活必需品への要望を聞き対応すべきであります。また、床上浸水などでの被害額を把握していないということでありましたが、所得税の減免や災害控除の申請に当たっては、十分に配慮した対応をされるよう申し上げておきます。 災害復旧費復旧事業に関連しましては、生活道路の復旧や、農家での春の作付けに間に合うようにという声に応え、田・畑の復旧事業を進めることが必要であります。 土木費の道路新設改良事業費4億5,000万円は、千歳地域の地盤改良下佐波賀トンネル工事の事業でありますが、地元業者への発注を優先するよう、強く申し上げておきます。 JV(共同企業体)への発注の場合でも、大手のゼネコンとの割合を改め、地元業者を複数とすべきであります。 教育費の補正で、職員室など冷暖房設置が計上され、あと3校で全校が冷暖房されるとのことでありますが、1日も早く実現されるよう申し上げておきます。 なお、学校施設にかかわって、合併浄化槽によるトイレの水洗化を早急に進めるよう申し上げておきます。 議案についての意見は以上でありますが、民生労働委員長の報告に関連して、民生労働委員会で議案外で取り上げられた「特別養護老人ホーム」などの建設についてであります。 この件は、今年9月の議会で、特別養護老人ホームの建設にかかわる補正予算が出されました。しかし、金額を示しただけで、規模、内容などの具体的な説明がなかったため、民労委員会で大問題となった結果、その規模、内容などが明らかになったという経過があります。 また、建設に当たっては、地元業者発注でということが議会の意思でありました。 ところが、今日の状況は、指名業者は大手ゼネコン10社というものであり、市の税金を8億円も投入するのに、地元の建設業者が1社も入っていないことは問題であります。 市は、「法人」に対し要望などをしてきたと言っていますが、議員の改選期であったとはいえ、9月から今日まで議会に報告をし、意見を聞くなどしなかったことは、議会軽視と言わざるを得ません。 また、特別養護老人ホームの建設を心待ちにしていた市民みんなが喜ぶ施設とするためにも、地元業者への発注が必要ではなかったでしょうか。市として8億円も補助する市長の指導責任は重大であります。 来年度の予算平成の時期に当たり、一言申し上げます。 小渕自民党政府は21日、来年度予算、総額81兆8,601億円を大蔵省原案として内示しました。今、政府に求められていることは、個人消費を伸ばし、不況打開を図ることが最大の課題であり、国民も期待しています。 ところが、政府予算は、将来に大きな不安を新たにつくり出しています。国債依存度37.9%と借金漬け予算であり、歳出は相変わらずゼネコン奉仕の大型公共事業費の10%増や、大銀行への税金投入などの一方、政府が「過去最大規模の減税」と言っている減税の中身は、大企業と一部の高額所得者だけの減税であり、納税者の7割から8割が増税となるという、不況にあえぐ庶民に極めて冷たいものであります。特に、納税者で年収794万円以下は増税されます。これでは、ますます先行き不安をもたらし、消費購買力が低下することは明らかであります。 また、社会保障関係費で、国民年金や厚生年金引き上げは凍結をしていますが、今年「財政構造改革法」により、当然、増の経費5,000億円を削減したものを、回復、増額をしていないこと。また、消費税減税など、国民の消費を直接温める景気対策を柱に据えたものとなっていません。 今、本市でも、造船関係企業で、57歳以上の労働者に対し、賃金15%カットを条件とし、他企業へ来年2月から転籍することを迫り、年内中に返事をという事態が起こっています。 また、昨年末は2.5カ月分あったボーナスが、今年は0.25カ月しか出なかった。残業減で、ローン支払いのため借金をしなければならないという労働者がおられます。市民の暮らしは一層に深刻となっています。この影響は、商店にも及び、売上が減少するなど営業にも打撃を与えています。 今、市民の願いは、日々の生活と将来への不安をなくするため、消費税減税や、税金は国保料引き下げや、給食費は食材費だけとするなど父母負担軽減のため、また、特別養護老人ホームは、あと3施設ほど必要など、福祉、医療、教育のために使ってほしいというものであります。 この市民の願いにこたえる立場から、貿易取り扱い量200万トンと言われる和田埠頭の建設は、600億円もの巨費を投じ、舞鶴市は120億円も負担させられるもので、既存の埠頭も合わせて300万トンを超える外国貿易取り扱い量となります。 現在、例えば東京湾横断道路は開通して1年たちましたが、1日、3万3,000台で計画したが、事業実績は1万台を割っています。 また、400億円の釣り堀と言われている福井新港は、福井臨海工業地帯で操業する企業62社のうち、福井新港を利用しているのは3社だけで、その収入は年間7,000万円ということであり、予測がいかに過大な願望であるかを示しています。儲かったのは、建設工事をした大手ゼネコンだけで、つけは庶民というものであります。 今日、深刻な不況が長引いています。和田埠頭建設はいったん中止し、港湾整備計画を見直し、その財源を不況対策にまわすなど、暮らしを守るためにこそ使うべきであります。 さて、江守市長は、台風7号の被災者の方々が、「寒くて眠れない、布団の支給を」との要望に対し、冷たく拒否しました。このことは、高すぎる国保料引き下げをとの願いにこたえず、また、就学前の乳幼児医療費無料や、入院給食費助成などについても拒否をしておられる態度は、市民に対して一環して冷たい市政そのものであります。 自衛隊北吸桟橋拡張が始まりました。ヘリコプター基地も一部供用されています。12月の米英両国によるイラク攻撃の際、舞鶴の自衛隊は出動待機の6時間態勢をとったとのことであります。 アメリカは、相手が言うことを聞かないから攻撃するという論理で、国連の努力を無視して軍事行動を行いました。反イラクの立場を執るクウェートでさえ、この軍事行動には協力していません。 ところが、小渕自民党内閣は、傍若無人のアメリカの軍事行動に協力し、日本を自動参戦させ、地方自治体や民間を含めて、アメリカのための戦争協力に駆り立てる「新ガイドライン」関連法案を、次の通常国会で成立させようとしています。 「小さくてもいいから舞鶴に米軍基地を」とのセイヤー発言は、自衛隊基地がある本市にとって重大問題であり、市長は抗議すべきであります。「国防は国の問題、一地方自治体が云々すべきではない」と繰り返されておられますが、市民の安全を守り、舞鶴の平和な発展を目指すべき市長として極めて無責任であります。この態度を改め、平和を守る立場を貫くべきであります。 以上申し上げ、討論を終わります。(拍手) ○議長(森田範男君) 次に、岸田 裕君に発言を許します。岸田 裕君。     〔岸田 裕君登壇〕(拍手) ◆(岸田裕君) 私は、創政クラブ議員団を代表いたしまして、12月定例会に提案されました第87号議案から第101号議案及び第103号議案の全議案に賛成の立場で若干の要望を加え、討論に参加させていただきます。 まず、9月22日に本市を襲いました台風7号による災害につきましては、市長を先頭に市職員が昼夜を問わず、また、休日を返上しての情報収集、避難所の設置、し尿の汲み取り、防疫対策、災害箇所の点検など、応急対策を早期に実施をしていただき、市民から感謝の気持ちが表され、高く心からの評価をされたところであります。 そして、今回、提案されました補正予算におきましては、大変苦しい財政事情の中から、約5億円に及ぶ災害復旧事業費を措置されたところであり、今回の補正は全く当を得た措置であり、高く評価をする次第であります。 できますれば、その事業の執行を1日も早くしていただき、早急に事業効果を上げ、災害を受けた市民が安心できるよう要望いたしておきます。 次に、民生費におきましては、介護保険制度導入を目前にいたしまして、保健福祉情報化推進事業費1,390万円、すこやか住まい改修助成金、身体障害者に係る日常生活用具や医療等の給付、老人デイサービス運営事業費への追加措置等、きめ細かな気配りをされた補正予算を高く評価いたしますとともに、今後とも介護保険制度の導入に向けて万全の準備を図っていただきますよう、要望をいたしております。 次に、農業費におきましては、手作り食品の加工販売事業に対する支援措置として「きらめく農村女性活動推進事業費補助金」が措置されておりますが、働く農村婦人に意欲を持たす支援措置であり、今後とも、このような働く農村女性への支援策を継続発展していただきますよう、お願いをいたしておきます。 最後に、江守市長におかれましては、平成7年2月の当選以来、多くの市民の要望にこたえられ、「21世紀に光るふるさと舞鶴」実現のため、市民参加のもとに、市民の目線による市政を推進され、多くの成果を上げられてまいりました。 任期最後の12月定例会の締めくくりに当たり、市長の御苦労に対し、心からの敬意と感謝を申し上げますとともに、豊富な経験と卓越した行政手腕を十二分に発揮され、今後とも、10万市民の先頭に立って御活躍いただきますことをお願いをいたしまして、私の討論を終わらせていただきます。 御静聴ありがとうございました。(拍手) ○議長(森田範男君) 次に、中島則明君に発言を許します。中島則明君。     〔中島則明君登壇〕(拍手)
    ◆(中島則明君) 私は、翔友会議員団を代表し、平成10年12月定例議会に上程されました第87号議案から第101号議案及び追加上程されました第103号議案に対し、賛成の立場を明らかにし、若干の意見要望を付し、総括討論を行います。 なお、個々の議案に対する詳細につきましては、付託されました常任委員会の審議を通じて、議案に対する考え方を申し上げてまいりましたので、事業執行に際し十分に考慮いただきますよう、冒頭に要望を申し上げておきます。 まず、第87号議案「平成10年度舞鶴市一般会計補正予算(第4号)」については、その財源を国・府の支出金に加え、市債等の特定財源、さらに、市税、繰越金の一般財源をベースとして、総額14億6,506万円を充当するものでありますが、特に、商工観光センターの建設に関連し、市債で措置されていた4億4,290万円を減額し、新たに諸収入において同額を受け入れた事項は、事業に寄せる関係者の期待のあらわれであるとともに、今日的な極めて厳しい経済の回復と産業基盤の確立、本市の将来における商工観光事業の進展に向けた一層の取り組みを期待するものであり、古典的な概念に束されることなく、積極的な財政と人材の登用を図ることこそが肝要であることを申し上げておきます。 また、国・府の支出金は事務事業の確定に伴い、所要の経費が措置されたものでありますが、特に、高齢化社会の対応や身障者対策及び本年9月の台風7号被害に係る災害復旧費が主なものであり、平成12年4月から制度が発足いたします介護保険及び災害復旧費は、急務中の急務としてその対応における迅速さが求められておりますことから、繁忙の極にある事業課においては、誠に御苦労ではありますが、一層の取り組みを要請いたしておきます。 さらに、職員の給与改定に伴い、1点申し上げておきますが、職員手当にある寒冷地手当は、創設された当時の意義及び今日的な社会情勢、特に、本市行政区域内における民間の諸手当との実体に乖離があり、制度の整備を要望いたしておきます。 次に、第89号、平成10年簡易水道事業会計補正予算(第1号)に関連して意見を申し上げます。 本市は、事業に係る市民負担の公平・公正化を目的として、農漁村集落排水事業においては50万円、簡易水道事業においては100万円の地元負担金の上限を設定いたしてりおますが、事業における新設、改良等の区分を設けることなく、本件の本旨である「市民負担の公平化」を旨として事業執行に当たられますよう、この点、特に意見として要望申し上げておきます。 なお、総括的に申し上げますが、各々の事業は、何1つとして不必要なものはなく、いずれにおいても市民生活及び市政に直結する重要な事業であります。 したがって、各々の事業においてその目的が十二分に生かされ、かつ、予算の執行に当たっては、最小の経費で最大の効果を得るための知恵と工夫をこらし、市民の理解と賛同を得られる内容となるよう、一層の努力と研鑽を要望申し上げます。 以上で、議案に対する討論といたしますが、折しも平成11年度の予算編成期にありますことから、市内の諸情勢とあわせ、行政施策について数点の要望、意見を申し上げます。 我が国における経済情勢は、一々申し上げるまでもなく、企業倒産や雇用不安を含め、極めて厳しい環境にありますことから、歴史的にも例を見ないさまざまな対応を図られておりますことは御高承のとおりであります。 本市議会は、本年3月の定例議会において、予算の前倒し発注を柱とする市内経済への対応を求めた決議を可決いたしましたが、その後、国においては、第3次補正を決定いたしております。 この3次補正は、15カ月予算として組まれ、事業執行の端境期における景気刺激策の目的をもったものであります。本市への予算配分は、行政の努力の成果を含め、港湾整備事業、集落排水事業、ため池等整備事業、公共下水道事業、街並み・まちづくり総合支援事業、土地区画整理事業及び水道事業における石綿管更新事業費等々であり、舞鶴市域における国の直轄、京都府所管の事業と合わせ13億円を超え、事業費の総額は20億円を超えるものと承知をいたしております。 そこで、各事業課の事務総量が、前に申し上げましたとおり極めて山の高い状態にある中で、外部への発注を図る等本補正の目的が経済対策にあることにかんがみ、早期事業化に向けた最大限の取り組みを推進するとともに、3次補正に伴う本市の予算化についても、可能な限り早期の対応を図られますよう要望いたしておきます。 また、平成11年度の予算は、政治日程から判断をいたしますと、明年3月時点における予算編成は、行政運営における所要経費、すなわち骨格予算にとどまり、6月において本格化するものと思われますが、先に申し上げましたとおり極めて厳しい経済環境下でありますことに加え、第4次総合計画の最終盤を迎える中で、多分に政治的判断を要する部分を除き、行政需要に立脚した予算編成、とりわけ都市機能の整備、福祉、教育の充実、市民生活の安全対策等には積極的に取り組まれますよう、要望をいたしておきます。 さらに、予算執行について、特質した課題を明らかにし意見を申し上げます。 本市議会は、本年9月の定例議会において、市内で計画が進められている「複合型高齢者福祉施設」の建設に伴う、本市の補助金及び用地の取得に係る費用の支出について審議をいたしました。 同施設の建設につきましては、今日的な高齢化社会への対応策の柱となる「高齢者福祉計画」に定められている特別養護老人福祉施設、4施設の設置に基づけば、平成12年4月に本格導入される介護保険との整合性を図るためにも重要な事業であるとの認識をいたしております点を、まず、申し上げておきます。 本事業について整理をいたしますと、9月議会における審議を通じて「同施設における詳細の図面等の持ち合わせはない」「建設場所は確定している」「施設規模は大まかに決まっているが、法人が年内に着工したいといっているので、市の姿勢を示すために一般財源で措置している」「施設は基本設計が終わって、これから実施設計に入っていると聞いている」「法人の認可については、府と協議中で現時点で認可されていない」「総事業費は21億6,000万で、うち、国庫補助対象は約10億円となり、国の補助は5億4,000万円、府の補助が4億7,000万円、市の支援が平成10年度11年度の合計で8億円、自己資金は3億円余り」「国は補助基準額の2分の1の定率補助、府は4分の1に、約15%の単独上乗せ」「市の支援8億円の根拠は、内規として基準をもち、ケアハウスは入居者から管理料を徴収できるので、施設設置者で負担し、特養、デイサービス、在宅者支援センターについては、国・府補助の残りの部分について安寿園との同様に市が支援する」等の説明がなされ、議会としては、法人認可の申請要件にある「資金計画の中で議会の議決を得た予算の裏付が必要」との説明を重視し、福祉事業の重要性の見地から法人認可を得たのち、高齢者福祉施設整備事業補助金」及び「高齢者福祉施設建設事業費補助金」「同施設建設用地取得費」に係る財政出動の根拠を議会に説明するとの説明を了承し、議案に同意をいたしました。 このことを経過として、去る12月18日に開催された委員会のその他の項において説明を受け、その内容は、先ほど委員長から報告がなされたとおりでありますが、9月議会の内容から判断をいたしますとき、早々に法人認可に向けた申請がなされるものとの認識にずれが生じ、実際には11月30日に申請がなされ、12月8日に「社会福祉法人 博愛福祉会」として法人認可がなされたものであることや、2日後の10日には、博愛福祉会として理事会等が開催され、工事の発注等について協議の結果、京都府の「社会福祉施設整備に係る工事関係手続基準」により、工事の発注について府の指導があり、市としては共同企業体方式を提案をしたが、工期が限られていることもあり、指名競争入札とされたものであること。法人では、年内の入札執行に向け、事務が進められている等の説明がなされました。 今日的な市内における経済情勢につきましては、たびたび申し上げておりますとおり、極めて深刻な事態にありますことから、代表質問における市長の答弁とおり、当然のこととして、市内企業の本事業への参加の機会が与えられるものと期待をいたしておりましたことと、委員会において明らかとなりました竹中工務店、大成建設、戸田建設、大和ハウス工業、積水ハウス、熊谷組、西松建設、フジタ、前田建設工業、三井建設の10社との間に、決して余裕のある財政状態にない中での8億円もの浄財の登用とあわせ、何度も申し上げますが、市内における経済状勢を考察するとき、本事業が本市の福祉施策にとって極めて重要であることを十分に認識する一方で、今回の財政措置が施設の建設に係る経費であることを考えれば、その執行に当たっては、市内の景気に配慮した投資効果を求めるのは、行政として当然の責務であり、その対応が図られた点については評価をするものでありますが、しかし、結果として、要請が実現できなかった点につきましては、今後の財政出動に大きな課題を残したものと言わざるを得ません。 本事業にあっては、さらなる財政執行が必要となりますが、議論の経過を踏まえ、適切な対応を図られますよう、この点、特に強く要望を申し上げます。 また、委員長報告にありました調査活動においては、京都府の基準に従って、舞鶴市に登録されている建築一式の大手10社を選定したことや舞鶴市より共同企業体方式の採用の申し入れを受けたが、法人として平成12年1月末には工事を完了し、約2カ月間の準備期間を経て、同年4月1日からの施設の開設を図るためには、共同企業体方式の採用には時間がかかるため、指名競争入札とした等の説明のほか、契約に際し、市内での労務や資材の調達を申し入れたいとの考え方が表明をされました。 しかし、そうした説明を受けるもなお、快諾できる状況になく、事業主体の本事業に係る対応の不十分さを指摘せざるを得ません。 今後の行政運営に当たっては、事務の常識として事業内容や予算執行の根拠を明確にするとともに、補助事業にあっては、行政の意思が反映される環境づくりを求めるものであります。 以上で、討論を終わります。(拍手) ○議長(森田範男君) 次に、和佐谷 寛に発言を許します。和佐谷 寛君。     〔和佐谷 寛君登壇〕(拍手) ◆(和佐谷寛君) 失礼いたします。 私は、鶴声クラブを代表いたしまして、今期定例会に上程されました第87号議案から第101号議案及び第103号議案の16議案につきまして、賛成並びに認定の立場を表明し、また、若干の意見、要望を申し上げ、討論に参加するものであります。 去る12月9日、日経新聞、日経研究センター共催によります年末エコノミスト懇親会の出席者と米国エコノミスト10人を対象としたアンケート結果によりますと「日本経済は全治まで3.3年、すなわち2002年までかかる」という結果が出ております。 また、全治とは、回答者のコメントを総合いたしますと、1つに、マイナス成長から抜け出ていること。2つに、経済全体としては構造転換にめどがつくこと。 3つには、株価は底入れして、上昇の力を持ち始めること。4つに、雇用情勢も改善に向かうこと。そんな経済状態とのことであります。 また、経済成長の予測では、98年度の実質国内総生産(GDP)は、マイナス1.6%、99年度は、マイナス0.1%ということであり、そして、必要な景気対策については、220人の複数による有効回答によりますと、第1は所得税法人税減税、第2は規制緩和、第3は追加的な金融システム安定策、第4は雇用失業対策、第5は消費税引き下げ、第6は公共事業の拡大となっております。 このような現況と予測の中で、舞鶴の活力を奮い起こすのは、舞鶴市長を先頭に、議会や経済会が横の連絡をとりあいながら一丸となって行動を起こし、関西経済圏や対岸諸国とのより密接な交流を実施することが必要と思われます。 幸い、江守市長は、年齢も若くしかも研究熱心の上、行動力は抜群であり、21世紀の舞鶴を牽引し、さらなる発展に向け挑戦していただける最適任者であります。 去る12月15日、本会議場におきまして、再出馬表明され、今日に至っているわけでありますが、各界各層より厚い期待が寄せられております。 我が鶴声クラブも全員一丸となって、江守市長再選に向け、全力を傾注することをお誓いいたします。 まず、87号議案、平成10年度一般会計補正予算(第4号)についてであります。 歳入、歳出とも14億6,506万円となっている中で、台風7号災害に係る復旧事業費として、小規模治山事業費、林地崩壊防止事業費、市単費治山事業費、市単費村道維持事業費、さらには、農地災害復旧事業費、農業施設災害復旧事業費、林業施設災害復旧事業費として6,500万円、また、公共土木施設災害復旧事業費3億2,900万円、その他公共施設災害復旧費4,100万円を措置されております。 台風7号の被害は、災害対策経費1,300万円を含めると、実に5億2,900万円となり、補正に占める割合も36%になります。 このうち、市債を除く一般財源は、5,280万円と災害復旧費の約10分の1であり、災害認定作業にいかに多くの関係職員が寸刻惜しまず努力されたかを示す結果でもあり、敬意を表する次第であります。 本年度内の災害復旧見込みは70%という報告を聞いており、引き続き御努力をお願いすることになります。特に農業関係の災害につきましては、復旧することによって再生産が図れるわけですので、来春からの作物の取り入れに支障を来さない配慮をお願いしておきます。 また、災害認定にもれた小規模な農林業災害も多くあるのではと思いますが、その対応に理事者の英断を期待するところです。 次に、社会福祉のうち、保健福祉情報化推進事業費1,390万円につきましては、平成12年4月施行の介護保険導入に向けての電算化による管理システム導入費のことですが、当市におきましては、本年度より介護保険準備本部を置いて、具体的な取り組みをされており、その一環としての措置であります。 私は、この介護保険事業をいかに取り組み実施していくかが、当市の市民からも、また、外部からも評価され、また、信頼される大きな基準になってくるのではと思っております。 まずは、この事業を円滑に推進していくための財務体質、そして、サービス供給体制、さらには要介護認定事務、電算システムの開発など、市民が安心して住むことができる「21世紀に光るふるさと舞鶴」の実現に向けた江守市政の大きな柱の1つになると確信しております。 今後、種々の困難な問題に遭遇すると思いますが、行政と議会が一体となって、市民の協力を得ながら、この事業を強力に推進し、市民の付託に応えていかなければと思っております。 また、社会福祉援助費のうち、身体障害者援護施設増改築事業費補助金を除く扶助費1,100万円につきましては、その約80%の880万円が一般会計から措置されており、身障者に温かい江守市政をかいま見ることができます。 今後とも、弱者に温かい行政が引き続き実践されますことを要望しておきます。 ほかの議案につきましては、特に申し上げることはございません。 最後に、次期本市総合計画の策定につきましては、まさに市長のモットーであります「21世紀に光るふるさと舞鶴」の実現のため、総力を挙げて取り組んでいただきますことを、大きな期待を抱き討論を終わらせていただきます。 どうもありがとうごさいました。(拍手) ○議長(森田範男君) 次に、奥田保弘君に発言を許します。奥田保弘君。     〔奥田保弘君登壇〕(拍手) ◆(奥田保弘君) 私は、公明党議員団を代表いたしまして、本12月定例会に提案されました第87号から第101号及び103号までの16議案に対し、賛成並びに認定の立場で、若干の意見、要望を申し上げ討論をいたします。 まず、第87号議案、平成10年度一般会計補正予算(第4号)についてでありますが、歳出において、本年9月の台風7号災害に関連する復旧事業5億2,957万円、道路橋りょう等追加事業4億8,000万円、介護保険関連及び福祉関係事業で2億6,673万円、そして、給与改定見込相当分6,725万円等々であり、また、それら事業に見合う財源手当として市税増額1億2,000万円、国・府支出金2億9,173万円等を初めとする歳入計上であり、歳入、歳出ともそれぞれ必要不可欠な補正であり、賛成をいたします。 その上で、特に災害復旧事業につきましては、今回の補正で災害認定箇所の約70%について着手可能となるわけでありますが、その工事そのものの迅速果敢な対応となりますことと、あわせて残る30%並びに現時点において未認定となっている被害箇所においても、早期の復旧着手となりますよう、強く要望いたします。 次に、92号議案、舞鶴市が設置する一般廃棄物処理施設に係る生活環境影響調査結果の縦覧等の手続きに関する条例制定については、法改正に基づき、本市の一般廃棄物処理施設、いわゆる焼却施設及び最終処分埋立地の設置及び変更に際して、周辺地域の生活環境影響調査結果の縦覧等を規定することであり、このことにより、住民の廃棄物処理行政への参加の促進と監視機能の機会強化が図られ、結果として行政理解にもつながるものであり、制定については賛成をいたします。 その上で、関連して本市の廃棄物処理に係るダイオキシン対策への取り組みについてでありますが、清掃事務所周辺における土壌調査の結果について、その影響は極めて少ない数値であり、一定安心いたしておりますが、なお一層の抑制に向けて施設改善を図っていただきたいことと、市内の簡易焼却炉を含む小規模焼却施設等への対応についても、その実体把握と大気、水質、土壌等のダイオキシン類の影響について明らかにしていただきたいことを意見、要望として申し上げておきます。 議案に対しましては以上でありますが、当面する課題について、1つに、「社会福祉法人 博愛福祉会」におかれての高齢者福祉施設の建設に係る請負契約の進め方についてでありますが、民生労働常任委員会において、本市域外の大手10社の指名競争入札方式により、法人において実施されることが明らかにされ、本市域内企業の直接入札の参加が不可能となることが判明し、その経過について、市理事者によりますと、市としては、この大手10社による指名競争入札方式とあわせて近年の本市経済状況にかんがみ、一定基準以上の本市発注の公共工事についても、本市内企業の技術習得と育成をあわせて、経済波及効果のより一層の拡大から受注機会の拡大を図るため、可能な限り分離分割方式とあわせて共同企業体方式の採用を実施してきており、また、今回の事例に類する平成6年度建設の特別養護老人ホーム「安寿園」建設についても、市内地元企業を含む共同企業体方式による競争入札をと要請指導してきた経緯から、今回においても、共同企業体方式による指名競争入札方式もあわせて法人に対して提案し、特に強く要請してきたが、工期等の関係から法人自身におかれて、大手10社方式を採用されたとの説明であります。 私は、その経緯、経過について一定理解を申し上げます。その上で、市のこの種の要請指導については、一定限界もあり、また、最終の選択肢はあくまで法人側であるため、今後の対応については、1つに、大手10社選択の決め手となった法規そのものの見直しと、本市予算、いわゆる建設事業費補助金の慎重な執行を通しての契約のあり方の変更。 2つに、現状の方式の中で、法人を介しての請負契約者による本市域内企業への発注機会拡大への要請等々、その取り得る措置は限られてくるとは思いますが、市議会にあっても、このあと予定の要望決議を通して、1つの方向を示させていただく予定と承知いたしておりますが、いずれにいたしましても、関西電力発注によるところの火力発電建設工事における地元企業受注機会拡大の要請に対するその成果から見て、ある一定の範囲では、地元企業の工事参入は可能となることから、本市の慎重かつ勇気ある決断を期待し、また、その決断を尊重してまいりたいことを明確にいたしておきます。 2つに、今後の歳入確保についてでありますが、市税等の収入率の一層の向上に向け、努力をしていただきたいことであります。 例えば、市税の滞納繰越額の収入状況の収入率は、平成7年度25.7%であり、以降、8年度22.4%、9年度20.6%と下降し続け、10年度に至っては、12月10日現在で13.1%であります。12月7日から16日までの特別収納活動により、現年度分1,966万円、滞納繰越分465万円徴収と努力していただいていることは承知いたしておりますが、引き続き、鋭意真剣に取り組みいただき、事故なくその初期の目的を達して、収納率の一層の向上を要望いたしておきます。 3つに、先の代表質問を通しまして申し上げてきたところの明11年度の予算編成の基本方針についてでありますが、一定、市長からは自身の2期目への決意とあわせて予算編成についても、21世紀へ向けての通年予算編成の方向と確認をいたしておりますが、明年度についても住民税減税などで本市の独自財源としては減収見込みが余儀なくされるなど、財政環境は厳しくなると思いますが、1つにそのようなときにこそ市民福祉の一層の向上に力点を置いていただきたい。 このように長く続く不況時こそ、社会的弱者に一層光の当たる施策を実行し、財源不足を理由とした福祉の後退、市民サービスの低下を防ぎ、福祉生活関連事業に力点を置いた方針としていただきたい。 そして2つに、事業の優先順位をより明確にする中で、徹底したスクラップアンドビルドをお願いし、3つに、予算の使い切り主義をやめて、初期の目的を達し、かつ、余った分は翌年の有効財源として繰り越していただきたい。4つに、今まで以上に、自主財源の確保と国・府補助金等を含めた依存財源のより積極的な確保に向けて鋭意取り組みをいただき、市長を初め、理事者職員の英知を結集され、たえず「入りを図りて、出づるを制する」の精神のもと、最小の経費で最大の効果が期待できるまさにめり張りの効いた予算を編成していただきたいと、強く要望、意見を申し上げ、討論といたします。(拍手) ○議長(森田範男君) 最後に、内藤喜兵衛君に発言を許します。内藤喜兵衛君。     〔内藤喜兵衛君登壇〕(拍手) ◆(内藤喜兵衛君) 最後になったようでございますけれども、市民クラブを代表いたしまして、討論に参加をしたいと思います。 さて、日本中が不況の嵐の中で苦しみ抜きましたこの1年でありましたけれども、舞鶴市は市長を先頭に職員の皆さん方の協力のもと、財源の確保のために御尽力を賜りました。高くその点について評価を申し上げたいというふうに思います。 今回、16議案が本会議に上程をされましたけれども、この議案すべてについて賛成をし認定をする立場でご意見を申し上げ、若干の要望も加えて申し上げたいというふうに存じます。 本市では、先の台風7号によります多くの市民が被害をこうむった状況がございます。 その痛手が、現在もまだ後遺症の状況で多くの傷痕をそのまま引きずっている状況があちらこちらに目に見えるのでございます。極端な話を申しますけれども、正月を我が家で過ごせないという方もあるやに聞いておりますし、現に私も存じております。 今回、提案をされました災害復旧費は4億4,000万円であり、府・市ともに極めて厳しい財源措置であったと思われますけれども、特に財源の確保のために市としては、市債等の特定財源、あるいは基金の取り崩し、一般財源を充当されるなど苦心をいただいておるところでございます。 この財源の確保によりまして、本年度は先ほどから縷々述べられておりますように70%程度の復旧ができることになっておりますけれども、あと30%の予算をどうして確保し、どうして早期にこれに手をつけるかが大きな問題であろうというふうに存じます。 来年の水稲の栽培、あるいは春作に支障のないように、特に生活の基盤であります損失を受けましたところの家屋やあるいは河川の改修に、1日も早く復旧をお願いをしておきたいというふうに存じます。 さらに、平成12年から、介護保険制度の導入に備えまして、保健福祉情報化推進を進めるための補正が組まれております。1,390万円ということでございますけれども、この点につきましては、本当に前向きの姿勢だというふうに評価をいたしております。 また、すこやか住まい改修助成、身体障害者に係わる生活用具の支給、医療給付、あるいは老人デイサービス、訪問看護ステーション等々は、福祉、老人介護を積極的に進めようとする市の施策であります。私どもは、賛成の観点からこの施策につきまして、心より感謝を申し上げておるわけでございます。弱い立場の人々が、さらに充実をした、安心して暮らせるまちづくりを期待をしておるところでございます。 次に、火力発電所の建設に伴う道路新設改良事業について4億5,000万円、さらに高砂橋改修事業について5,000万円。地域住民の期待に早期にこたえなければならない内容でございます。この点、予算計上を評価すると同時に、地元経済の発展のために、地元企業への工事の発注に御尽力をいただきたく、特に要望をしておきたいというふうに思います。 次に、教育の問題についてであります。 施設、設備ににかかわって、親の願いはよい環境で立派な先生に教わりたいという、昔も今もそう変わりはないのでございます。昨年に引き続き、各小・中学校の大多数の学校に冷暖房器が設置されます。これは、環境整備の点から、また、生徒の心の安定を図り、安らぎを与える観点からも高く評価をしておるところでございます。 学校の施設、設備にかかわる予算は常に少なく、遅れがちになっているのは現状でございます。21世紀を背負う子どもたちの教育を考えますときに、もっと整った学校や教室・設備と、整った教材・教具、さらに情操面にも力を入れるべきだと考えます。ひとえに環境設備、施設設備の充実は、子どもたちを変える1つの手助けになると考えます。御配慮、御努力のほど、特に要望をしてまいりたいというふうに存じます。 終わりになりましたけれども、今期4年間、江守市長におかれましては、市民の幸せを目線に据え、多くの皆さんとともに、市民と行政が一体となってまちづくりにお取り組みをいただきました。その点を高く評価いたしております。時あたかも予算の編成時期でもあります。明春を迎えての市長選のときでもあります。御健勝をお祈りし、討論を終わりたいと思います。(拍手) ○議長(森田範男君) 以上で、討論を終結いたします。 これより、第87号議案から第101号議案及び第103号議案の16件を一括採決いたします。     〔尾崎裕史君、議事進行について発言を求める〕 ○議長(森田範男君) 尾崎裕史君。     〔尾崎裕史君 自席から発言〕 ◆(尾崎裕史君) ただいま、議長は16件を一括して採決と言われましたが、委員長報告や各会派の総括討論でも明らかになっておりますとおりに、反対する態度が明確になっております第88号議案については、分離して採決されますよう、議事進行について動議を提出いたします。     (「異議なし」と言う者あり) ○議長(森田範男君) ただいま、尾崎裕史君から、第88号議案については、他の議案と分離して採決されたいとの動議が提出され、所定の賛成者がありますので、動議は成立いたしました。 よって、本動議を議題とし、起立により採決をいたします。 本動議のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。     〔賛成者起立〕 ○議長(森田範男君) 起立少数であります。 よって、分離して採決されたいとの動議は否決されました。 改めて、これより第87号議案から第101号議案及び第103号議案の16件を一括採決いたします。 採決の方法は、起立によります。 本16件に対する委員長の報告は、いずれも原案のとおり可決であります。 本16件について、委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。     〔賛成者起立〕 ○議長(森田範男君) 起立多数であります。 よって、第87号議案から第101号議案及び第103号議案の16件は、原案のとおり可決されました。       ------------------------------ △追加日程 決議第4号 ○議長(森田範男君) お諮りいたします。 浅野良一君ほか、7人の諸君から決議第4号、特養施設建設に係る要望決議案が提出されました。 この際、これを日程に追加し、直ちに議題とすることに御異議ありませんか。     (「異議なし」と言う者あり) ○議長(森田範男君) 異議なしと認め、直ちに議題といたします。 案文は、お手元に配付のとおりであります。 ただいま、議題となっております決議案については、直ちに採決をいたします。 採決の方法は、起立によります。 本決議案を、原案のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。     〔賛成者起立〕 ○議長(森田範男君) 起立全員であります。 よって、本決議案は、原案のとおり可決されました。       ------------------------------                            平成10年12月25日 舞鶴市議会議長   森田範男様                               発議者                                浅野良一                                和佐谷 寛                                池田正義                                尾崎裕史                                高田堅一                                中島則明                                布川京なみ                                山本公彦                 決議案の提出について 特養施設建設に係る要望決議案舞鶴市議会会議規則第14条の規定により提出します。       ------------------------------決議第4号             特養施設建設に係る要望決議(案) 本市議会は、本年9月に開催された定例会において、市内4施設目となる特養施設の建設に伴う補正予算を審議し、当面する最重要課題であることに鑑み、これに同意したところである。 総事業費21億6千万円に及ぶ計画に対する市民の期待は大きく、本市及び本市議会は市中の経済への波及効果を求めたものであるが、その工事が市外大手企業への発注となっており、こんにちの深刻な不況の中、少しでも地元企業への景気回復を期待する市民に対し、配慮に欠けるものである。 よって、市としての行政運営に当たっては、予算執行の根拠を明確にし、補助事業にあっては、行政の意思が反映される環境づくりを求めると共に、法人においては、事業推進の中で市中の景気に配慮した最大限の対応を強く求めるものである。 以上、決議する。   平成10年12月25日                              舞鶴市議会       ------------------------------ ○議長(森田範男君) ただいま可決されました決議案については、その字句及びその他の整理を要するものの処理については、議長に一任願います。       ------------------------------ △追加日程 第104議案 ○議長(森田範男君) お諮りいたします。 市長から、第104号議案、固定資産評価審査委員会委員の選任についてが提出されました。 この際、これを日程に追加し、議題といたしたいと思います。 御異議ありませんか。     (「異議なし」と言う者あり) ○議長(森田範男君) 異議なしと認め、これを日程に追加し、議題といたします。 市長から提案理由の説明を求めます。江守市長。     〔市長 江守光起君登壇〕 ◎市長(江守光起君) ただいま上程されました第104号議案につきまして、御説明申し上げます。 本件は、本日任期満了の固定資産評価審査委員会委員、金村九二夫氏、川井彰氏の後任に、 金村九二夫氏、川井彰氏を選任することについて、御同意をお願いするものであります。 何とぞ、御賛同賜りますよう、お願い申し上げます。 ○議長(森田範男君) お諮りいたします。 本件については、直ちに採決に入りたいと思います。 御異議ありませんか。     (「異議なし」と言う者あり) ○議長(森田範男君) 異議なしと認め、直ちに採決いたします。 採決の方法は、起立によります。 第104号議案、固定資産評価審査委員会委員の選任については、これに同意することに賛成の諸君の諸君の起立を求めます。     〔賛成者起立〕 ○議長(森田範男君) 起立全員であります。 よって、第104号議案、固定資産評価審査委員会委員の選任については、これに同意することに決しました。       ------------------------------ △追加日程 市議第8号 農業委員会委員の解任請求について ○議長(森田範男君) お諮りいたします。 市議第8号、農業委員会委員の解任請求についてを日程に追加し、議題とすることに御異議ありませんか。     (「異議なし」と言う者あり) ○議長(森田範男君) 異議なしと認め、そのように決します。 市議第8号を議題といたします。 地方自治法第117条の規定により、関係議員の退席を求めます。     (桜井議員、竹原議員退席) ○議長(森田範男君) お諮りいたします。 市議第8号を、直ちに採決いたしたいと思います。 御異議ありませんか。     (「異議なし」と言う者あり) ○議長(森田範男君) 異議なしと認め、直ちに採決いたします。 市議第8号を原案のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。     〔賛成者起立〕 ○議長(森田範男君) 起立全員であります。 よって、市議第8号は、原案のとおり可決いたしました。     (桜井議員、竹原議員入場)       ------------------------------市議第8号             農業委員会委員の解任請求について 農業委員会等に関する法律第12条第2号による議会が推薦した下記の農業委員会委員を解任するよう、同法第17条の規定により市長に対し請求するものとする。                     記                   桜井 裕                   竹内正一                   竹原 健                   真下定夫                   山下博史  平成10年12月25日提出                            舞鶴市議会議長                              森田範男       ------------------------------ △追加日程 市議第9号 ○議長(森田範男君) さらにお諮りいたします。 市議第9号、農業委員会委員の推薦についてを日程に追加し、議題とすることに御異議ありませんか。     (「異議なし」と言う者あり) ○議長(森田範男君) 異議なしと認め、そのように決します。 市議第9号を議題といたします。 地方自治法第117条の規定により、関係議員の退席を求めます。     (上羽議員、岸田議員、高田議員、竹原議員、和佐谷議員退席) ○議長(森田範男君) お諮りいたします。 市議第9号を、直ちに採決いたしたいと思います。 御異議ありませんか。     (「異議なし」と言う者あり) ○議長(森田範男君) 異議なしと認め、直ちに採決いたします。 市議第9号を原案のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。     〔賛成者起立〕 ○議長(森田範男君) 起立全員であります。 よって、市議第9号は、原案のとおり可決いたしました。     (上羽議員、岸田議員、高田議員、竹原議員、和佐谷議員入場)       ------------------------------市議第9号               農業委員会委員の推薦について 農業委員会等に関する法律第12条第2号の規定による議会推薦の農業委員会委員に下記の者を推薦する。                     記                   上羽和幸                   岸田 裕                   高田良昭                   竹原 健                   和佐谷 寛  平成10年12月25日提出                            舞鶴市議会議長                              森田範男       ------------------------------ △日程第3 閉会中継続審査の件 ○議長(森田範男君) 次に、日程第3、閉会中継続審査の件を議題といたします。 議会運営委員長から、目下、委員会において審査中の事件について、会議規則第104条の規程により、お手元に配付いたしておりますとおり、閉会中の継続審査の申し出があります。 委員長から申し出のとおり、閉会中の継続審査に付することに御異議ありませんか。     (「異議なし」と言う者あり) ○議長(森田範男君) 異議なしと認めます。 よって、委員長からの申し出のとおり、閉会中の継続審査に付することに決しました。       ------------------------------                    (写)                            平成10年12月25日 舞鶴市議会議長   森田範男様                            議会運営委員会                             委員長 水嶋 昇                 委員会継続審査申出書 本委員会は、下記事件について閉会中もなお継続審査及び調査を要するものと認めたので、舞鶴市議会会議規則第104条の規定により申し出ます。                     記 1 事件   議会の運営に関する事項 2 理由   審査及び調査が終了しないため       ------------------------------ ○議長(森田範男君) お諮りいたします。 今期定例会の会議に付議された事件は、すべて議了いたしました。 よって、舞鶴市議会会議規則第7条の規定により、本日をもって閉会いたしたいと思います。 御異議ありませんか。     (「異議なし」と言う者あり) ○議長(森田範男君) 異議なしと認めます。 よって、今期定例会は、本日をもって閉会することに決しました。 ○議長(森田範男君) しばらくお待ちください。       ------------------------------     〔議長 森田範男君 議席前面に立つ〕 ○議長(森田範男君) この際、江守市長さんの任期が最後の定例会でありますので、議長において一言、市長にごあいさつを申し上げたいと存じます。 江守市長には、平成7年2月、多くの市民の要望を担って舞鶴市長に当選されました。 市長に就任されてからは「21世紀に光るふるさと舞鶴」実現のため、市民参加のもと、常に市民ニーズの把握に努められますとともに、市民の目線に立った行政を進めてこられ、幾多の成果と実績を上げてこられました。 すなわち、JR舞鶴線の電化・高速化の着工を初めとして、高速道の東西間の開通、リサイクルプラザ、デイサービスセンター、商工観光センターの完成、中総合会館や西駅を含む都市施設の着工、水道未普及地域の負担軽減策や全市水洗化計画の策定、英国ポーツマス市との姉妹都市盟約の締結等々でありまして、市長の積極的な姿勢と卓越した行政手腕を高く評価する次第であります。 ここに、市長の任期満了を前にして、今期定例会を閉会するに当たり、市長のこれまでの御労苦に対しまして、心から敬意と感謝の意を表するものであります。 21世紀を目前に控えた今日、市政においてはまだまだ発展し、解決していかなければならない課題が山積いたしております。 どうか、江守市長におかれては、舞鶴市政の一層の発展のため、再来をお祈りし、また、期待を申し上げましてごあいさつとさせていただきます。 ○議長(森田範男君) この際、市長から発言を求められておりますので、許可をいたします。 江守市長。     〔市長 江守光起君 議席前面に立つ〕 ◎市長(江守光起君) お許しを賜りまして、一言御礼を兼ね、ごあいさつを申し述べさせていただきます。 ただいまは、森田議長さんから、誠に身に余るお言葉を頂戴いたしました。大変感激をいたしております。お話にもありましたように、私にとりましては、任期中最後の議会でございますので、閉会に当たりまして、議員の諸先生方に心から厚く御礼を申し上げますとともに、深く感謝申し上げる次第でございます。 省みますと平成7年2月、市長という大変な重責に就かせていただきましてから、はや4年が過ぎようといたしております。折しも、就任当初は未曾有の災禍をもたらしました阪神・淡路大震災の発生直後でありました。市民が、安全で安心して暮らすことのできるまちづくりを念頭に置きまして、今日まで精一杯市政の推進に努めてまいったところでございます。 お陰をもちまして、高速道路の延伸、和田埠頭を初めといたします港湾関係施設、FAZ事業の開業、リサイクルセンターや商工観光センター、あるいは中総合会館、さらには、火力発電所の建設推進等々、任期中に先人の皆さん方が大変な御努力をして進めてこられました各種のプロジェクトが完成、あるいは、大きな節目を迎えることができましたことを大変ありがたく思っております。 また、市民の長年の願いでありましたJR舞鶴線電化・高速化や、西駅舎整備も来年秋の開業に向けまして、着実にその前進をいたしているところであります。 さらに、英国ポーツマス市との姉妹都市提携を皆さんのお力で実現させることができ、市民の自主的な国際交流も始まっているところであります。 また、当初より申しておりました市民の行政参加のことにつきましても、一定の成果を上げることができたのではないかと考えております。 これもひとえに市議会議員各位の力強い御支援の賜物であると存じております。 この間、お世話になりました歴代の正副議長さんを初め、議員の諸先生方に、改めまして心からの感謝を申し上げる次第でございます。本当にありがとうございました。 21世紀を2年後に控え、長引く不況の中、従来のような右肩上がりの経済状況はもはや望めなくなったと考えておりますし、少子高齢化が進む中、将来の基礎づくりが急務となっております。 このような状況にありまして、舞鶴市の将来を考えた場合、市議会の先生を初め、行政、市民の3者が連携をし、真の意味でのパートナーシップを大切にして、さまざまな課題を克服していくことが重要ではないかと存じているところであります。 どうか、議員各位におかれましては、今後の4年間、市民の大きな付託を担われまして地方自治の推進、住民福祉の向上に御尽力を賜るわけでございますが、本市のさらなる発展のため、なお一層の御尽力を賜りますよう、お願いを申し上げます。 また、諸先生方におかれましても、健康には十分御留意をいただきまして、輝くふるさと舞鶴の未来のため、御活躍いただきますよう心から御祈念を申し上げまして、甚だ簡単で言葉足らずでありますけれども、今日までお世話になりました御礼の言葉とさせていただきます。 みなさん、本当に長い間ありがとうございました。(拍手) ○議長(森田範男君) 本日は、これにて議事を閉じます。 今期定例会は、これにて閉会いたします。 御苦労さんでした。     午後5時42分 閉会       ------------------------------本日の会議に付した事件 1 諸報告 1 第87号議案から第101号議案及び第103号議案 1 決議第4号 1 第104号議案 1 市議第8号 1 市議第9号 1 閉会中継続審査の件 地方自治法第123条第2項の規程により、ここに署名する。                   舞鶴市議会議長   森田範男                   同副議長      山本公彦                   会議録署名議員   布川京なみ                   同上        奥田保弘...